新着中古書籍のご案内 10/16(火)

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『マエストロ 第1巻』
ヘレナ・マテオプーロス著
石原俊訳
アルファベータ2004年(原書刊行1982年)
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ギリシャ系イギリス人女性音楽ジャーリストのヘレナ・マテオプーロスが世界的な指揮者について本人や周辺の取材を重ねてその実像に迫った名著の第1巻です。取り上げられているのはカラヤン、ベーム、クライバー、バーンスタイン、ブーレーズ、ラトル(掲載順)。訳者の石原氏があとがきで記しているように1980年代初頭の時点でラトルを「マエストロ」のひとりとして扱っているのは著者の慧眼を覗わせます。「この人はこんな人です」レヴェルに留まらない個々の指揮者の人となりと音楽を真摯に描いた内容は何度でも読み返せる充実ぶりです。とりわけ序盤に置かれたカラヤン、ベームが読み応えあります。


『チェリビダッケ 音楽の現象学』
セルジュ・チェリビダッケ著
石原良也、鬼頭良子訳
アルファベータ2006年
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1985年6月21日にセルジュ・チェリビダッケがミュンヘン大学で行った講義の記録です。主催者の挨拶や先立って講義した音楽学者とのディスカッションも掲載されています。また口絵としてチェリビダッケと親交のあった訳者の石原良也氏が撮影・提供した来日公演時の写真が多数収録されており巨匠の素顔を垣間見られるのが貴重です。


『指揮者の奥義』
ヘルマン・シェルヒェン著
福田逹夫訳
春秋社2007年
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鬼才指揮者として名高いヘルマン・シェルヘン(本書ではシェルヒェンと表記)が1929年に著した指揮法の分析書です。「指揮は教えることができる」という前提のもと予備知識的な総論から始まり、オーケストラの各楽器の扱い、身振りの意味に至るまで事細かに解剖。最後はそれまでの内容を踏まえてベートーヴェン交響曲第1番など3曲を材料にいわば実践編が展開されます。かなり専門性の高い内容ですがシェルヘンの執念(?)のようなものが感じられて大変興味深い一冊です。


『音楽のよろこび』
レナード・バーンスタイン著
吉田秀和訳
音楽之友社1966年
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バーンスタインが音楽解説を行った1950年代のテレビ番組『オムニバス』(ドリームライフからDVD化済み)の台本7篇を纏めた1冊です。テーマはベートーヴェンの第5交響曲、ジャズの世界、指揮法、アメリカのミュージカル、現代音楽入門、ヨハン・セバスティアン・バッハの音楽、何がオペラを大きく(グランドに)しているか。有名な『ヤング・ピープルズ・コンサート』より前にこれほど面白くしかも知的刺激に溢れた内容の番組をやっていたことに驚かされます。収録風景写真も載っており若きバーンスタインの溌剌とした姿も拝めます。

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