ナボコフ/オード 神の尊厳への瞑想

猫丸しりいず 第3回
ナボコフ/オード:神の尊厳への瞑想  バレエ「ユニオン・パシフィック」

 ヴァレリー・ポリャンスキー指揮
ハーグ・レジデンティ管弦楽団 他  
(CHANDOS CHAN9768)
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一人の芸術家が後世に名を残すか
歴史の隙間に埋没してしまうかの分岐点は、
必ずしもその人の才能の有無だけではない
うだ
その一例がこの人、ニコラス・ナボコフ(1903~1978)。

私もこの録音で初めてその存在を知ったこの作曲家、
「ロリータ」等で知られる作家のナボコフのイトコにあたる人らしい。
帝政ロシアの上流階級の家に生まれ、革命によってロシアを離れ、
その後パリを経て、残りの生涯の大半をアメリカでおくったようだ。  

収録の2曲、いずれも面白いが、
中でも後半の「ユニオン・パシフィック」が最高だ。
アメリカの
ポピュラー・ソングを素材としている事もあり、
コープランド+プロコフィエフ÷2
と形容したくなる独特かつ楽しい音楽が展開する。

諧謔味に満ちた、器用な音楽運びはこの人の
「才能」を確信させるのだが・・・

モントゥー、ミュンシュ、クーセヴィツキー等々の指揮者たちも
その作品をとりあげたというナボコフ。

なぜ、忘却されてしまったのか。

後半生は主に教育者として活動したようだが、
作曲家として成り上がる野心に乏しかったのか、
器用さがかえってアダとなり、「器用貧乏」に陥ってしまったのか、
はたまた単なる「運」の無 さなのか・・・
謎は深まるばかり。

次回第4回は、もう一人の忘れられ、
近年「発掘」された作曲家をとりあげます。

それは誰? 

英国人・・・ 


とだけ予告しておきましょう。

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