フォウルズ/アヴァタラの3つのマントラ他  サカリ・オラモ 

猫丸しりいず 第4回
フォウルズ/アヴァタラの3つのマントラ 他

サカリ・オラモ指揮 
バーミンガム市交響楽団 (Vn)ダニエル・ホープ 他  
(WARNER 2564 61525-2)  
841819f3.jpeg











第3回のナボコフに続く「埋没した作曲家」。
ご登場いただくのは、ジョン・フォウルズ(1880~1939)。
ホルストと同世代のイギリスの作曲家である。  

ライナーノーツには、
「unjustly forgotten(不当に忘却された)」
作曲家とあるが、私もその見解に賛同したい。

好き嫌いは分かれるだろうが、
これだけ個性的な作曲家がこれまで埋もれていたのは、
実にモッタイナイ話である。

この録音も、地元イギリスでは結構売れたようだが、
日本では、私のような珍曲オタクやイギリス音楽愛好家以外には
殆ど話題にもな らなかったようだ。
そこで、ここにご紹介する次第。  

フォウルズは、ハレ管弦楽団でチェロを弾き、
作曲家としては後期ロマン派やインド音楽の影響を強く受け、
最晩年にはインドに移住するも、カルカッタでコレラにかかって客死・・
という御仁である。
 
このCDに収録の4曲、どれも面白いのだが、
何と言っても最初の「3つのマントラ」が最高だ。

第1曲「地上のアヴァタラ」では、
いきなりの攻撃的・挑発的
な音楽運びに
「お主、何者?」と思わせ、2曲目の「天上のアヴァタラ」では、
無歌詞の女声合唱がなんとも怪しく神秘的な雰囲気を醸し出し、
最後の「宇宙のアヴァタ ラ」では7拍子の特異なリズムによる
凶暴な音響が炸裂! 

特に大詰めの部分の強烈さには、鳥肌が立つほどで「参りました!」
という感じである。 他にも、微分音、四分音を大胆に用いた
「ケルトのリラ」など、印象的な曲ばかり。
こればかりは、私の駄文を読むより、

実際に耳にしていただいたほうが良いに決まっている。
興味のある方は、廃盤になる前に是非ご一聴を・・・・

diskunion新宿classic  猫丸

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