歌劇「子供と魔法」 & ピーターと狼

猫丸しりいず第8回
 
㊧ラヴェル:歌劇「子供と魔法」  
プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団 他
(国内DG POCG10201)

㊨プロコフィエフ:ピーターと狼  
マルケヴィッチ指揮 パリ管弦楽団
(仏EMI CDM7631572)

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「猫丸」を名乗りながら、「猫」がテーマにならないのは如何なものか・・


という天の声があった・・・


ワケではないが、今回は「猫とクラシック音楽」がテーマである。
 
「猫の登場する曲」として、筆頭にあげられるのは、
ロッシーニの「猫の二重唱」と、この「子供と魔法」であろう。

いずれも、猫の鳴き声をそのまま音楽化してしまった曲であるが、
確かに他の動物に比べても、鳴き声に「音階」や「ポルタメント」の感じられる猫は、
音楽化するには有利である。

ちなみにこのプレヴィン盤、ジャケットが気に入ってつい買ってしまったのだが、
ライナーの記載を見ると、ジャケットデザインに「チャック・ジョーンズ」と書いてあって

「おおッ!やるなあ!」

と一人でコーフンしてしまった。

この名前だけでピンと来なくても、
「バックズ・バニー」等を手がけたアメリカ・アニメ界の巨匠・・と申し上げれば、
「ああ、そう言えば・・」と思っていただける方も多いのではないか。

二匹の尻尾が「ト音記号」「ヘ音記号」になっているのが芸が細かい。
そうすると、メス猫は右側か? ただ、「猫を音楽で描写した」点において、
更に素晴らしい曲が存在する。

それは、ご存知「ピーターと狼」だ。
大体この曲、へヴィーリスナーになればなる程、
「初心者向け」「子供向け」という烙印を押してしまい、
まともに取り合われなくなってしまう・・という不憫な名曲である。
 
しかし、プロコフィエフの主要作を聴き込んだ上で、
もう一度この曲に接してみると、これがまさに

プロコフィエフにしか
生み出し得ない大傑作
である事を痛感する。

この曲のクラリネットによる「猫のテーマ」。

見事としか言いようがない。

「鳴き声の描写」という、ある意味「ベタ」な手法を全く用いずに、
ここまで猫の特性を見事に捉えた音楽に、他に出会った事がない。

クラリネットという表情豊かな楽器にこの曲を担当させたのも、実に秀逸である。
プロコ氏、身近に猫がいたのであろうか?
小編成ゆえに、オケの特色が「むき出し」になるこの曲には名盤が多いのだが、
マルケヴィッチとパリ管という貴重な顔合わせの録音をご紹介する。

余談だが、いっしょに録音されたブリテンの「青少年の管弦楽入門」が、
ず~っと廃盤で、入手困難なのが誠に残念である。

それではまた次回・・・

diskunion新宿classic 猫丸

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