オネゲル:パシフィック231 他  デイヴィッド・ジンマン指揮 

猫丸しりいず第9回

オネゲル:パシフィック231 他  デイヴィッド・ジンマン指揮 
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団  
(独DECCA 455352-2)  

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音楽に負けないくらい「乗り物」が大好きな私。  
そこで、今回のテーマは「乗り物と音楽」。  

音楽と相性の良い「乗り物」と言えば、鉄道、中でも蒸気機関車(SL)であろう。
あのリズミカルな走行音、時折高鳴る汽笛、溢れる生命力・・・ 
その全てが実に音楽的である。    

SLや列車を素材にした曲は実際多い。
ヴィラロボス、J・シュトラウス、ロンビ・・と様々な作曲家が「鉄道モノ」を書いている。
余談だが、この連載で以前とりあげた
ナボコフの「ユニオン・パシフィック」も「鉄道モノ」の一つだ。  

そんな中で、圧倒的な知名度を誇るのが、この「パシフィック231」。
多くの録音があり、またこの上なく
「聴きくらべ」が面白い曲でもある。

この曲、静止している機関車の描写に始まり、
発車、走行、減速、停止・・というプロセスを描いているのだが、
色々な演奏を聴くと、加速、減速のタイミングや停止の仕方などが、
機関士・・じゃなかった、指揮者によって実に多種多様で、
そこに演奏する楽団の音色の違いなどが加わり、その違いがあまりに面白い。

全体があまりにスムースに進行し、「こりゃSLじゃなくてディーゼル機関車だよ」
とツッコミを入れたくなるデュトワ(エラート)、「ヘビー級の貨物用SLの驀進」
という感じのド迫力のフルネ(デンオン)等が特に印象的だが、
今回とりあげたジンマン盤も、オケの渋い響きが
「黒光りのSL」風でなかなか好演であるし、
何と 言っても「鉄分」のかなり濃ゆいジャケットが最高である。

ただ残念ながらこの盤、永らく廃盤で、すっかり「レア盤」と化してしまっている。
再発はあるのだろうか?その時は絶対このジャケットでお願いしたいのだが・・・

ついでだが、本来SLや鉄道とは何の関係も無いのに、
聴いているとどうしてもSLを連想してしまうのが、プロコフィエフの交響曲第5番だ。
第1楽章は巨大な機関車がのっそりと動き始める情景のようだし、
第2、第4楽章の律動感は、まさにSLそのものである。

次回も引き続き「乗り物」がテーマなのだが、
まさに「究極」というか、「こんなのアリか?」と叫びたくなる
トンデモナイ「乗り物系」の曲をご紹介したい。  

それではまた次回・・・

disukunion新宿classic  猫丸

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