モーツァルト:交響曲第37番 サンサーンス:交響曲第1番

☆猫丸しりいず 第11回

モーツァルト:交響曲第37番  
ニコラス・ウォード指揮 ノーザン室内管弦楽団  
(NAXOS 8550875)
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サンサーンス:交響曲第1番  
ジョルジュ・プレートル指揮 ウィーン交響楽団  
(国内ERATO WPCS4781~2)  
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クラシック音楽を本格的に聴き始めた中学生の頃、
最初にブチ当たった疑問。

それは「モーツァルトの交響曲には
ナゼ37番が欠落しているのか?」

 
そして「どうしてその事が当然の事のように受容され、
ほとんど話題にものぼらないのか?」であった。

そこで早速、音楽のT先生に突撃取材。

すると、返って来た答えは・・

「37番? ああ、そう言えば無い
わよねえ
 
「無い理由? ウ~ン、知らないわねえ。
第一、今
までそんな事考えたことも無かった♪」 
 
私「・・・・・・・・」

やっぱりこんな事をイチイチ気にかける自分が「変人」なのだろうか・・・
と落胆したものの、ここまで来たら「わからない」で終わらすのはキモチが悪い。
仕方が無いので、自分であれこれ調べてみた。

結果は・・・ まあ答えをご存知の方も多いだろうが、
モーツァルトの「37番」は「欠番」でなく、キチンと存在する。
現にこのようにCDもある。
ではナゼ消えてしまったか、と言えば、一度は「37番」とナンバリングされた曲が、
実は序奏の数小節を除いては、モーツァルトの作品ではなく、
「パパ・ハイドン」の弟、
ミヒャエル・ハイド ンの作品
である・・

という事実が後から発覚したから、というのが真相らしい。

確かに、名曲ぞろいの後期交響曲の中で、規模も異様に小さく(全曲で20分にも満たない)
さほど「名作」とも思われないこの曲には、何か「違和感」みたいなものはある。

しかし、何の予備知識も持たずに
「この曲はモーツァルトの作品」と言われたら、
私には「イヤ、こりゃ違いますよ」と看破できる自信はマッタク無い。
 
「この人の作品」「この人の演奏」と言われたら、
信じて聴くしかないのがクラシック音楽の悩ましいところ。

それで思い出すのが、
サンサーンスの交響曲第1番の初演に
まつわるエピソード
である。
当時、フランスではオペラ、バレエ等の「劇音楽」が全盛で、
フランスの若手の作曲家の「交響曲」など、
ハナから聴衆に相手にされないだろう・・

と案じた指揮者セゲールは、この曲を
「無名のドイツの作曲家による交響曲」として発表する・・
という荒ワザに出た。結果は大成功。
喝采を浴びせる聴衆に、なんと「終演後」に プログラムが配られ、
「実はあの曲、サンサーンスという
フランスの青年作曲家の曲でした」
と真相をバラした・・
というのだから、イヂワルである。
 
確かにこの曲、有名な「第3番」と違って、
シューマンやメンデルスゾーン的なテイストも感じられるだけに、
聴衆が一本とられたのも止む無し、という感もある。
「思い込み」ってつくづく怖い。

でも、「思い込み」ナシには成立しないクラシックの世界・・・ 

悩みはまだまだ続く・・・・・・

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